開発者のブログ『そまりぐ!Second』

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海外転出届と個人事業についてのメモ

今月下旬からカナダへ海外留学(語学留学)に戻ります。
期間は、1年間を超える長期留学を予定しているので、区役所へ海外転出の届出を出してきました。
少し余所では触れてなさそうな事を書いているので興味があればご覧下さい。

※私の例なので、名古屋市→カナダへ行く手続きということでお話しします。

海外転出届けとは

住所を海外に移す手続き。この届出によって住民税、年金、健康保険の支払いを止めることができます。
詳細はトリカゴさんの記事がわかりやすかったです。
(年金については支払う/支払わないの選択ができるので、役所で意志を伝えた方がよいと思います)

個人事業主(自営業者)の場合はどうなるか

一時期、本格的に家業を手伝っていたことがあったので、一応調べてみました。

もし自分ひとりで自営業をしていて、事業を続けたまま住所を海外に移したい(海外転出届けを出す)という場合は事業の廃業届けが必要になるようです。
日本で廃業するということは、転出先の国の法律に従って事業を開業することになります。
これについては考えてみれば当たり前のことですが、念のため税務署に確認したところ、やはりこういった内容でした。また、出国前に確定申告の届出を忘れないで下さい、とのことです。
思ったこと→語学留学の場合は例えば英語が十分にわからないわけだから、留学先にある日系の起業支援業者などを利用することになるのかもしれません。ですが英語を学びたいだけであれば、観光扱いで短期間の留学をして適当な期間で帰国してもよいかと思います。もしお金があるのなら何度でも行けばよいのですから。

保険証はその場で渡す or 後で郵送

前回出国したときは区役所で手続きと同時に、健康保険証を引き取ってもらいました。
今回は「まだ歯医者に行きたいです〜」と言ったら「後で封筒に入れて送って下さいねー」と言って区役所宛の封筒を渡されました。切手代は自己負担だったので、海外転出届けはなるべく病院等済ませてから出国前に手続きした方が良さそうですね。

帰国後に転入の届出をする

健康保険に加入するためにも、転入の届出が必要です。
元の住所に戻す場合は同じような手続きで済むのですが、住所を変える場合は戸籍謄本など別の書類も必要になる場合があるそうなので、覚えておきたいと思います。。。

また住所を日本に戻したら、もちろん市民税と年金の支払いも必要になります。

海外転出届けの手続き自体は数十分の簡単なものでした。

2014/09/15追記:転入の届出の際、必要であれば実印などの印鑑登録をし直す必要があるかもしれません。恐らく海外転出届けを出した時点で印鑑登録が削除されますので、念のため役所にて確認した方がよいでしょう。