ホワイトキャロット事件…中国語でダイコンとは?
ある日、中国人と食事をしているときにその子が “this is a white carrot”(これはホワイト・キャロットよ。)と言い出しました。
ホワイト・・・キャロット・・・白人参?!さて、その正体はradish(ダイコン)でした。
明らかに中国語英語ですね。って、待て・・・これは本当に中国英語なのか?
ダイコンは中国語で"萝卜"。ホワイトキャロットになる理由が見つかりません。
中国人が4人集まっている機会があったので、この疑問を全員に投げかけてみました。全員母国語ではない英語で会話しているので私の言っている「ホワイトキャロット」の話を理解させるのに時間がかかりました。笑
なんとこの話題だけで30分以上も楽しく議論をしていたということには驚きである。
中国語で「ダイコン」(radish)は"萝卜"
中国語では「白+人参」でダイコンという意味になるのか?
いいえ、ダイコンは"萝卜"です。
中国語で「ニンジン」(carrot)は"胡萝卜"
ニンジンは"胡萝卜"。
この"胡"は「外国の」(foreign)という意味だそう。実際に辞書を引いてみると、「外国からの」「北方/西方からの」という意味があるようだ。
つまり、"胡"(外国の) +"萝卜"(ダイコン)でニンジンになるのです。
なんだ、外国のダイコン・・・つまり、英語に直訳するなら「foreign radish」になるはず。
要するにただたんにホワイトキャロットといった人がユーモアに溢れていて、足りない語彙を埋め合わせたものに過ぎなかったということだ。
中国におけるニンジンは外国からきたもの。
元々ニンジンは無かったらしい。後から外国から入ってきた野菜だからこのように名付けられたのだろうとのことでした。我々日本人から見れば、ニンジンとダイコンは全く別の食べ物。漢字で書いても「人参」「大根」と共通点が見当たらないので、この"胡萝卜"(ニンジン)については面白い発見だった。
おまけ:中国語の「人参」の意味
ちなみに中国語の「人参」は日本語でジンセンなどと呼ばれる漢方薬として使われるアレであり、野菜ではない。